シェフのこだわり
OSMICトマトの甘みと、シチリア産ブラッドオレンジジュースで酸味を引き出してマリネした鱸(スズキ)の地中海風南蛮漬け。赤ワインヴィネガーにブラッドオレンジのすっきりとした柑橘の甘酸っぱさが加わり、さっぱりと召し上がれます。
大き目の鱸の切り身を使用しているので食べ応えも大満足の逸品です。
エスカベッシュ
8世紀ごろにスペインで生まれ、地中海料理の代表的な料理となりました。揚げた魚をマリネ液に漬けて味わう料理で、日本料理でいう「南蛮漬け」です。料理方法はほぼ同じで、マリネ液にエスカベッシュはビネガーやオリーブオイルを使用し、南蛮漬けは二杯酢や三杯酢、甘酢を使って漬け込みます。
OSMICのマリネ液には、たっぷりのOSMICトマトとブラッドオレンジジュースを使い、オレンジの酸味がさわやかな特別な味わいに仕上げました。
鱸
真鯛・ヒラメといった魚に匹敵する高級魚で、ブリなどと同じように成長によって呼び名が変わる出世魚です。魚体が大きくなったものが「スズキ」と呼ばれ、稚魚を「せいご」、少し成長したものを「ふっこ」といいます。
ビタミンAの含有量が多く、オレイン酸やパルチミン酸も豊富という優秀な魚です。皮の部分にもビタミンDが多く含まれています。
鱸を最大限に活かし、皮ごと揚げて「エスカベッシュ」にしました。
シチリア産ブラッドオレンジジュース
ブラッドオレンジは果肉がその名の通り血のような赤い色をしています。赤い色はアントシアニンによるもので、一般的なオレンジに比べると抗酸化効果が高いを言われています。
その中でも代表的な品種の、酸味の強い「タロッコ」と赤みのつよい「モロ」の2種類を使ったジュースを使用しています。ビネガーにプラスして加えることで、エスカベッシュが爽やかな味わいに仕上がります。